東京大学は,有機TFTのCMOS回路への応用に向けた研究成果を,アクティブ・マトリクス型ディスプレイの国際学会「AM-FPD 10」(2010年7月5~7日,東京工業大学で開催)で発表した(講演番号S1-5)。フラーレン(C60)を用いたn型TFTで27.7MHz,ペンタセン(pentacene)を用いたp型TFTで11.4MHzの遮断周波数(電流増幅が得られる周波数の上限)を得た成果などについて紹介した。今後,チャネル長を短くするなどの改良によって,これらの遮断周波数を100MHz級に高めれば,「1MHz以上で動作するCMOS回路を有機TFTで実現できる」(東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 特任准教授の北村雅季氏)とする。

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