左がiPhone3G,右がiPhone4
左がiPhone3G,右がiPhone4
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星型のネジ
星型のネジ
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内部には黒い部品がぎっしり
内部には黒い部品がぎっしり
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 iPhone4を入手した分解班は,早速技術者の皆さんに集まっていただき分解を開始した。各技術者の興味を聞くと
「小さい筐体にどのように部品を実装しているのかを知りたい」
「話題のアンテナはどうなっているのだろうか」
などの答えが返ってきた。

 iPhone4の分解は,筐体下部にある二つの星型のネジを外すことから始まる。ネジを見た技術者からは,
「見たことがないほど小さいネジだ」
と驚きの声が。

 実際に,分解班の持つドライバの中に,このネジに対応するものはなかった。星型のネジに対応するドライバを買いに行っている時間はない。そこで,プラス・ドライバで強引に開けることにする。困難が予想されたが,その予想を覆してすんなりネジを外すことができた。

 ネジを外した後は,簡単に裏面部分のカバーが外れた。いよいよ内部を拝見。iPadの分解時は,部品が黒で統一されていて驚かされた(関連記事)。iPhone4はどうなのか。

 裏面のカバーを開けてみると,iPhone4の内部は真っ黒だった。部品の隙間がほとんどないため,iPadに比べてもさらに黒い印象だ。すべてが黒いため,どれがどのような部品かを見た目で判別するのが難しいほどだった。

 そしてこの後,部品を外す作業に取りかかる。