デンソー、ハイブリッドバス用電動式一体型クーラが実用化
デンソーは、ハイブリッドバス用に電動コンプレッサを内蔵したクーラを開発、2010年6月に日野自動車が発売した「日野ブルーリボンシティハイブリッド」に初めて採用されたと発表した。
従来のハイブリッドバス用のクーラでは、通常のバスと同じく車両用エンジンの動力でベルトを介してコンプレッサを駆動していた。このためエンジンを停めるとクーラも停まっていた。また、エンジンの近くにコンプレッサを置く必要がある一方、ほかの装置はバスの屋根に載っているため、両者をつなぐ長い冷媒配管を設置する必要があった。
開発した製品は、量産品としては日本初となる、インバータ付きの電動コンプレッサを内蔵した一体型の電動式パッケージクーラ。エンジンに関係なく車両駆動用バッテリからの電力でコンプレッサを駆動するため、エンジンが停まっていてもクーラを使える。また、エンジンの動力を使わないため、必要に応じてコンプレッサの回転数を細かく制御でき、効率を高めることができる。吹き出し口からの冷風の温度のバラツキも少なく、快適性も向上する。さらに、エンジンと屋根をつなぐ配管を不要にし、架装の手間を減らすとともに、部品を減らして軽くした。
コンプレッサを電動にし、システムを小さくすることにより、同社の従来のバスクーラに対しコンプレッサの消費駆動力を約50%減らした。さらに、エンジンが停まっていてもクーラが使えるため乗客の快適性を損なわない。
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