ソニーは,3Dカメラを都内の展示会に出展した。現在開催中のサッカーのワールドカップで3次元(3D)映像の撮影に使用中であるという(関連記事1,関連記事2)。「リグ(架台)」がコンパクトで,視差や輻輳角の調整が容易な点が特徴である。
この3Dカメラは,ソニーのHDカメラ「PDC-P1」2台をリグに取り付けたもの。リグは米Element Technica, LLC製。いくつかあるリグ・メーカーの中で,最もコンパクトで小回りが利くという(関連記事)。
3Dカメラで重要な点は,2台のカメラのレンズ間距離と光軸,つまり視差と輻輳角を調整できること。この点,Element Technica社のリグはこの二つのパラメータをゲーム機のコントローラのようなインタフェースで容易に操作できるという。