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HOMEエレクトロニクス電子デバイス > 手書きマルチタッチ入力への次なるステップ ――デジタル抵抗膜方式

手書きマルチタッチ入力への次なるステップ ――デジタル抵抗膜方式

  • 田中 直樹=Tech-On!
  • 2010/06/22 14:55
  • 1/1ページ
10点入力が可能な,フランスStantum社の抵抗膜方式タッチ・パネル
10点入力が可能な,フランスStantum社の抵抗膜方式タッチ・パネル
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 米Apple Inc.の「iPhone」が先鞭を付けたマルチタッチ技術。2点検知をするタッチ・パネルを使うことで,例えば撮影した写真を2本の指で自由自在に拡大/縮小できるようにした。簡単な操作性だけでなく,使う“楽しさ”をユーザーに提供した。

 iPhoneで採用されたタッチ・パネルは投影型静電容量方式だったが,抵抗膜方式でマルチタッチ対応に取り組んでいるタッチ・パネル・メーカーがある。フランスのStantum社だ。抵抗膜方式なので,iPhoneとは異なり,指入力だけではなくペン入力にも対応する。また,手袋をした指でも操作可能だ。

 同社は,10本の指を同時に検出できる技術を開発している。タッチ・パネルの平面方向の位置検出だけでなく,タッチ・パネルに触れた時の圧力,すなわちパネル面に対して法線方向の力も検知できる。これにより例えば「タッチ・パネルにそっと触れた時は細い線を描き,強く押した時は太い線を描く」といった操作が可能になる。

 同社は,このマルチタッチ技術をIP(intellectual property)コアとして提供している。既に音楽向けデジタル入力機器などで採用実績があるが,現在は民生機器への搭載に力を入れている(Tech-On!関連記事)。2010年6月30日に開催する日経エレクトロニクス・セミナー「新世代タッチ・パネル」では,抵抗膜方式によるマルチタッチ技術の今後の進展について,同社 Sales and Business Development Director JapanのOlivier Juvanon 氏が解説する(セミナーの詳細はこちら)。

 Juvanon 氏は,「タッチ入力を活用したユーザー・インタフェースを民生機器に応用する動きは,まだ始まったばかり」と言う。新たなビジネス・チャンスをものにするためには,「タッチ・ベースのユーザー・インタフェースによって,どのような新商品を開発できるだろうか?」「どのようなタッチ技術が,それらの商品に必要とされるだろうか?」という問いかけが重要になると指摘する。この二つの問いかけにどう答えていくか。Stantum社の考え方が明らかになる。

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