富士通と東芝は,携帯電話事業の統合について本日(2010年6月17日)中にも合意し正式発表するもようだ。日本経済新聞が報じた。報道によると,10月に共同出資の新会社を設立する計画という。統合が合意すれば,国内シェアは約19%となり,首位であるシャープに次ぐ第2位となる。


 日経エレクトロニクスの取材に対し,富士通広報IR室は,「交渉しているのは事実だが,まだ決定していない」とコメントした。一方,東芝広報室は,「報道は当社として発表したものではない」と前置きした上で,「決定がなされれば,速やかに発表する」とした。


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 富士通と東芝は2010年6月17日午後,両社の携帯電話事業の統合に基本合意したと発表した(富士通のニュース・リリース東芝のニュース・リリース)。今後,両社で具体的な検討を実施し,2010年7月末を目処に最終的な契約を提携する予定。今回の統合により,国内における携帯電話機の開発基盤を強化し,競争力のある端末開発を進めることで,国内市場シェア首位を目指すという。