いよいよ2010年6月11日夜(日本時間)に始まるサッカーの「2010 FIFA ワールドカップ」 。これらの試合を3次元(3D)映像で中継するのは,日本を含む全14カ国・地域である(関連記事)。

 具体的な国・地域(ネットワーク/チャンネル名)は,中東(Al Jazeera Sports),欧州のアンドラ(TF1),オーストラリア(SBS1,SBS2),ブラジル(Globo TV),カナダ(CBC),フランス(TF1,Canal Plus),イタリア(Skya Italia),韓国(SBS),モナコ(TF1),日本(スカパー!HD),ポルトガル(RTP),スペイン(Canal Plus+Liga Espana),英国(ESPN 3Dなど),米国(ESPN 3D)である。

 放送形態は,衛星放送が多いが,韓国SBSのように,地上波に臨時チャンネルを設けて3D映像を無料で放送する事業者もある。3Dテレビさえ持っていれば誰でも試合の3D中継が見られるというわけだ。

 また,「IPTV」,つまりアクセス回線に光ファイバを利用しているインターネット接続サービスでIP(internet protocol)でテレビ映像を伝送する技術を利用する例も多い。フランスCanal Plusの映像を配信するフランスSFRや米ESPN 3Dの映像を配信する米AT&T社の「U-verse」などである。