元Audi社デザイナーの和田智氏、京都大学発ベンチャーのナノオプトニクスと契約
京都大学発のベンチャーであるナノオプトニクス・エナジーは2010年5月27日、元ドイツAudi社のデザイナーである和田智氏とパートナー契約を結んだと発表した。和田氏は、ナノオプトニクスが2011年度に発売するEV(電気自動車)の第1号車を始めとして、複数車種のデザインを担当する。
和田氏は2010年1月にデザイン事務所SWdesign TOKYOを立ち上げており、独立した立場でナノオプトニクスのCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)となり、EVの開発・製造におけるコンセプトから製品ラインアップ、デザインの統括までを担当する。和田氏は「大手自動車メーカーは、競争で勝つためのデザインを求めてくる。独立して自由な立場になったこれからは、クルマの原点を見つめたデザインを追求したい」と意気込む。
ナノオプトニクスは、EV開発ベンチャーであるシムドライブの開発プロジェクトにも参加している。このため、シムドライブの開発プロジェクトの成果を、開発するEVに採用する計画である。ただし同社が2011年度に発売する最初のEVには、シムドライブの開発成果のすべてを盛り込むのは時間的に間に合わない。このため、成果の一部として、駆動用モータの制御ロジックのみを採用する。
シムドライブは、インホイールモータを採用するため、2輪駆動の場合でも最低2個の駆動用モータが必要になる。これに対して、ナノオプトニクスが最初に実用化するEVは、インホイールモータではないため、三菱自動車の「i-MiEV」や日産自動車「リーフ」と同じように、駆動用モータは1個となる。プラットフォームは独自のものを採用する。
ナノオプトニクスは、鳥取県米子市にある日本たばこ産業の工場の跡地を、EVの製造工場として使う。同社は、2011年春に工場の操業を開始する計画で、5年間で800人の雇用を計画する予定。












