英ARM Ltdは,同社のプロセサ・コア「Cortex-M0」のライセンスをロームが取得したことを明らかにした(発表資料)。ARMによれば,Cortex-M0の公開されているライセンシーとしては,日本ではロームが初めてになるという。

 ロームは,同社が持つアナログ技術と低消費電力のCortex-M0を組み合わせることで,デジタル機器や省エネ機器,メディカル・ヘルスケア製品など成長しつつあるマーケット向けのソリューションを提供する。Cortex-M0はARMのプロセサの中でもっとも省電力かつ高エネルギー効率のものであり,こうしたマーケット向けに最適であるとしている。

 ロームは,1996年にプロセサ・コア「ARM7TDMI」のライセンスを取得して以来,ARMのパートナーとなっている,2002年には「ARM9」「ARM1026」のライセンスも取得,様々なアプリケーションに向けてこれらのプロセサを利用している。