図1 「HTC Desire」を手に持つソフトバンクモバイル 代表取締役社長 兼 CEOの孫正義氏
図1 「HTC Desire」を手に持つソフトバンクモバイル 代表取締役社長 兼 CEOの孫正義氏
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 ソフトバンクモバイルは2010年3月28日,米Google, Inc.のソフトウエア基盤「Android」を搭載したスマートフォン「HTC Desire(X06HT)」を発表した。2010年4月下旬に発売する。同社がAndroid搭載のスマートフォンを発売するのは初めて。端末の開発は,台湾High Tech Computer Corp.(HTC)が手掛けた。「ユーザーの実質的な負担金額は2万円前後になる」(同社 マーケティング統括 マーケティング本部 MD統括部 ターミナルマーケティング部 部長代理の由本昌也氏)見込みだ。なお,同社は2009年11月10日に開催した新製品発表会において,2010年春にAndroid搭載スマートフォンを発売することを表明していた(Tech-On!の関連記事)。 

 Desireは,2010年2月に開催された「2010 Mobile World Congress」でHTC社が発表済みの端末である(Tech-On!の関連記事2)。Androidのバージョンは2.1。搭載するチップセットは米Qualcomm Inc.のマイクロプロセサ「Snapdragon」(CUPコアの最大動作周波数は1GHz)である。3.7型で800×480画素の有機ELパネルや,500万画素のCMOSカメラを搭載する。「ソフトバンクが出すからには,技術的に遅れを取るわけにはいかない。最先端のものを投入する」(同社 代表取締役社長 兼 CEOの孫正義氏)とした。

 ソフトバンクモバイル独自の改良を加えていない。「日本語入力対応など一部を除けば,基本的には世界市場に投入する端末と同じ」(HTC Nippon セールス&マーケティング ディレクターの田中義昭氏)という。アプリケーション・ソフトウエアは,Google社の「Android マーケット」から有償または無償でダウンロードすることになる。ソフトバンクモバイルの電子メール・サービス「S!メール」についても,「端末の発売時点では対応しない。今後,対応する方向で検討を進めているが,時期については未定」(同社の由本氏)とした。

図2 Desireのメイン画面。HTC独自のユーザー・インタフェース「HTC Sense」を搭載する
図2 Desireのメイン画面。HTC独自のユーザー・インタフェース「HTC Sense」を搭載する
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図3 メイン画面は7枚あり,「Home」ボタンを押すと同時に表示できる
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図4 コミュニケーションすることが多いユーザーはメイン画面上に配置することも可能
図4 コミュニケーションすることが多いユーザーはメイン画面上に配置することも可能
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図5 裏から見たところ
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図6 NTTドコモの「Xperia」と比較。「分かりやすい表をつくってみました」(孫氏)とする
図6 NTTドコモの「Xperia」と比較。「分かりやすい表をつくってみました」(孫氏)とする
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図7 「Android」のバーションは2.1。Xperia(バーションは1.6)との比較。(1.6はFlash Liteに非対応とソフトバンクモバイルから訂正あり)
図7 「Android」のバーションは2.1。Xperia(バーションは1.6)との比較。(1.6はFlash Liteに非対応とソフトバンクモバイルから訂正あり)
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