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【AppleとGoogleの与える業界へのインパクト(最終回)】「ソフトウエア技術者の気持ちがMicrosoftやソニーから離れてしまっている」

2010/03/17 05:00
大森 敏行=日経エレクトロニクス
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―― その1その2その3その4その5からの続き ――

質疑応答

USTREAM UIE Japanチャンネルからの質問:

 米Apple Inc.のOSの付加価値は「UIKit」や「Core Animation」ですが,ソニーに独自のOSを作るよう提言するとしたら,そのOSにはどんな付加価値が考えられるでしょうか。カーネルはLinuxでいいとして。

中島氏の回答:

 かなり具体的な質問ですね。もう時期的に少し遅いかもしれないですが,もしできるとしたら,やはり「プレイステーション」や「PSP」をうまく利用してほしいですね。

 久夛良木健氏がソニーを離れたときに少しは変わるかなと思ったのですが,今でも家庭用ゲーム機の部門とそれ以外の部門の間には敷居があるように感じます。それはすごくもったいないことです。まず,この敷居を何らかの形で取り払って,共通したOSやフレームワークを作るべきです。カーネルはLinuxでいいですが,共通のフレームワークの上で,コンテンツを流通させる仕組みをきちんと作ることが重要だと思います。

 例えば電子書籍でいうと,同社の電子書籍端末よりもPSPの方がはるかに出荷台数は多いわけです。電子書籍ビジネスを考えたときには,実は本気でビジネスをすべきところはPSPではないかと私は思います。PSPでビジネスをしつつ,「PSPでは文字が読みにくい」「自分はゲーム機は買わない」という人に電子書籍専用の端末を買ってもらう,といった具合です。

 これで回答になっているかどうか分からないですが,このようにソニーがデバイスをまたいだビジネスをしていくと,おもしろくなるのではないかと思います。

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