米Googleは米国時間2010年3月8日、公共機関などが公開している統計データを視覚化して提示するツール「Google Public Data Explorer」を発表した。新サービスを試験的に公開する「Google Labs」のもとで提供する。

 Google Public Data Explorerでは、各国の出生率や寿命といった複数の統計データを組み合わせて折れ線グラフ、棒グラフ、分布図、バブル・チャートに表示できる(サンプル)。項目別のハイライト表示、時間に沿った推移のアニメーション表示なども行える。作成したグラフを他のユーザーと共有したり、自身のWebサイトやブログに組み込んだりすることも可能。

 現在、世界銀行、米労働統計局、米国勢調査局、OECD(経済協力開発機構)、米カリフォルニア州教育省、欧州連合の統計機関Eurostat、米疾病対策センター、米経済分析局などによる統計データを活用して視覚化することができる。

 同ツールには、同社が2007年にフリー・ソフトウエア開発の非営利団体Gapminder Foundationから取得した「Trendalyzer」技術を利用している(関連記事:Google,ゲーム内広告のAdscapeを買収)。

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