SystemCモデルを複数のEDAツールで使い回すための規格,第1弾のレビューをOSCIが開始
SystemCの擁護団体「OSCI:Open SystemC Initiative」は,SystemCモデルを複数のEDAツールで使い回すための規格「Configuration, Control & Inspection (CCI)」の第1弾がまとまり,レビューのための公開を始めたと発表した(ニュース・リリース)。レビューの応募の締め切りは2010年4月2日である。
CCIは,各種EDAツールがSystemCモデルをアクセスする手順(API)を標準化して,モデルのポータビリティを上げることを狙う(Tech-On!関連記事)。OSCIによれば,各EDAツール(例えば,SystemCシミュレータ)がモデルの内部をアクセスする,例えば,モデル中のある値を読みだしたり,書き込んだりするときの手順はツールごとに微妙に異なっている。このため,モデルの開発者は,ツールごとに最適化したモデルを用意する必要があるという。
今回レビューが始まったのは,CCIのうちのC(Configuration)の部分で,モデルの構成(構造)を記述するという,最も基本的な部分である。モデルをアクセスするツールから見れば,地図のような情報に相当すると言える。例えば,モデルとEDAツールの双方がCCI規格に沿っていれば,あるモデルを初期化する場合,そのモデルのどこに値を設定すれば良いかが,容易に分かる。
今後,残りのCI(Control & Inspection)の標準化が進めば,上述したようにモデルをアクセスする全手順がCCIで規定され,モデル開発者の負荷が軽減されたり,ユーザーが早期にモデルを利用可能になると見られる。
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