図1 Samsung社のプロジェクター内蔵スマートフォン「BEAM」
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図2 ソフトウエア・プラットフォームには「Android」を採用
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図3 小型プロジェクターのデモ
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図4 800万画素のカメラを搭載
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 韓国Samsung Electronics Co., Ltd.は,プロジェクターを内蔵したスマートフォン「BEAM」を,2010年2月15~18日にスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2010」に出展した。2010年第1四半期に発売する予定という。2009年に発売した「I7410」の後継機種である(Tech-On!の関連記事1)。

 米Texas Instruments Inc.(TI)の小型プロジェクター向けチップセット「DLP Pico」を採用する。投影できる映像は明るさが9lmで,画素数は480×854(WVGA相当)。フル充電の状態で3時間程度使用できる」(同社の説明員)という。NTTドコモが「F-04B」で,オプションとして提供する「プロジェクター・ユニット」とほぼ同等の仕様といえる(Tech-On!の関連記事2)。

 スマートフォンとしての仕様は以下の通り。3.7型で800×480画素(WVGA)の有機ELパネルや,800万画素のカメラを搭載する。ソフトウエア・プラットフォームは米Google,Inc.の「Android」(バージョンは2.1)を,チップセットはTI社の「OMAP 3440」(CUPコアの最大動作周波数は800MHz)を採用した。

 720p(1280×720画素,プログレッシブ)のHD映像を撮影および再生できる。720p映像を出力する際には,無線LAN機能を備えた専用のドングルを接続し,DLNAクライアント機能を持つ機器が必要となる。