Huawei社 Houwei Device CMOのVictor Xu氏
Huawei社 Houwei Device CMOのVictor Xu氏
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Androidスマートフォン「U8800」。3.8型タッチスクリーンを備え,HSPA+に対応することで,下り14Mビット/秒の速度を出せるとする
Androidスマートフォン「U8800」。3.8型タッチスクリーンを備え,HSPA+に対応することで,下り14Mビット/秒の速度を出せるとする
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ネットネイティブな若者層を狙うAndroid搭載の「U8300」。スウェーデンのデザイナーが手掛け,ビビットな色使いを特徴とする
ネットネイティブな若者層を狙うAndroid搭載の「U8300」。スウェーデンのデザイナーが手掛け,ビビットな色使いを特徴とする
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Androidスマートフォン入門機となる「U8110」。2.8型でQVGA表示のタッチスクリーン,320万画素と30万画素のカメラを備える。形状がやや異なる「U8100」も用意する。2010年第2四半期出荷
Androidスマートフォン入門機となる「U8110」。2.8型でQVGA表示のタッチスクリーン,320万画素と30万画素のカメラを備える。形状がやや異なる「U8100」も用意する。2010年第2四半期出荷
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7型,800×480画素のタッチスクリーンを備えるタブレット型端末の「SmartKit S7」
7型,800×480画素のタッチスクリーンを備えるタブレット型端末の「SmartKit S7」
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ヒット作となった3G対応の携帯無線ルーターであるE5シリーズの後継機となるE5 II
ヒット作となった3G対応の携帯無線ルーターであるE5シリーズの後継機となるE5 II
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 中国Huawei Technologies Co., Ltd.は2010年2月15日,米Google, Incの携帯電話向けプラットフォームであるAndroidを搭載するスマートフォンを含む,2010年の製品計画を発表した。会見に出席したHuawei社 Houwei Device CMOのVictor Xu氏は「MWC開幕前日の2月14日は,中国では旧正月のお祭りにあたる。我々の業界も同じく春の祭典に入った。モバイルブロード・バンドの祭りだ」と話し,モバイルブロード・バンド関連の製品に今後も力を入れるとした。

 今回同社は,「世界で最初にHSPA+に対応する」(同社)とするスマートフォン「U8800」を筆頭に,若者層を狙う「U8300」,2.8型タッチスクリーンを備えた入門機となる「U8100/8110」,7型,800×480画素のタッチスクリーンを備えるタブレット型端末の「SmartKit S7」といったAndroid搭載モデルを発表した。併せて3G対応の携帯無線ルーター「E5 II」,指紋認証機能を備える3G USBドングル型端末「E580」も発表した。

 U8800は米Google社のNEXUS ONEや米Motorola, Inc.の「Droid/Milestone」の3.7型を越える3.8型タッチスクリーンを備え,HSPA+に対応することで,下り通信では最高14Mビット/秒の速度を出せるとする。Androidのバージョンは2.1。記者会見で,「クリスマス商戦を狙い,2010年の第3四半期に出荷する。最終的な価格や時期は通信事業者との調整があるため,明らかにできない」と述べた。

 E5 IIは日本国内でもイーモバイルが「D25HW」として販売中のE5シリーズの後継機。上り5.67Mビット/秒のHSUPAと下り21.6Mビット/秒のHSDPAに対応するとする。Victor Xu氏によるとE5は,「全世界で40以上の事業者に採用され,100万台以上を出荷した」という。