トヨタがリコールしたCTS社のアクセルペダル、ホンダ含めて3社が採用するも不具合なしと表明
トヨタ自動車がリコールしたアクセルペダルについて、日系メーカーも同じ部品メーカーから調達していることが明らかになった。アクセルペダルは米CTS社製で、日系メーカーではホンダ、日産自動車、三菱自動車が採用している。
3社はいずれも採用している車種や台数について明らかにしていないが、不具合については確認していないとする。ホンダの場合「設計と材料が異なるため不具合は起きていない」(広報部)、日産では「設計が異なるため不具合は起きていない」(広報・CSR部)と述べている。三菱自動車は「部品形状、材料、部品番号が異なっており、不具合は確認していない」(広報部)とした。このほかの日系メーカーではマツダ、富士重工業、スズキがCTS社製ペダルは採用していないと表明した。
CTS社は1896年にChicago Telephone Supply社として創業した米インディアナ州に本社を置く部品メーカー。当初は電話を製造していたが、その後テレビなどの電子部品を手がけ、1970年代に自動車部品に参入した。現在は米国以外に、メキシコ、英国、中国、シンガポールなどグローバルに展開しており、主な事業はEMS(Electronics Manufacturing Service)と電子部品などの部品事業。2008年の売上高は69億1700万ドル(1ドル90円換算で約6225億円)で、そのうちEMSが58%、部品事業が42%となっている。
自動車分野は売り上げの25%を占め、通信分野の23%を超えて最も売上高における比率が高い。センサ、アクチュエータ、アクセルペダルが主な製品で、主要取引先にはトヨタに加え、ホンダ、日産、三菱などの日系メーカー、米Ford Motor社、ドイツVolkswagen社、フランスRenault社、中国奇瑞汽車などがある。このうち、Volkswagen社についてはアクセルペダルの採用はないと表明している。他のメーカーでの採用実績があるかは不明だ。
なお、今回のトヨタのリコールは米国が8車種で280万台、欧州も8車種で180万台、中国は1車種(RAV4)で7万5552台の規模に及んだ。ただ、トヨタおよびCTS社は米国でこの問題によって事故が起こったり、負傷者が出たという報告は受けていないという。
■変更履歴 記事初出時、Volkswagen社の採用は不明としていましたが、採用していないことが分かりましたので修正しました。本文は修正済みです。













