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【EDSF2010】「エグゼクティブが語る我が社のGreen戦略」のセッションを開催

2010/02/04 22:09
横山昌生=JEITA EDA技術専門委員会,シャープ
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会場の様子 日本エレクトロニクスショー協会が撮影。
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登壇者 日本エレクトロニクスショー協会が撮影。
登壇者 日本エレクトロニクスショー協会が撮影。
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 半導体業界に限らず,昨今の社会活動において「グリーン」は重要なキーワードである。EDSFair2010の特設ステージ「セッション1」(1月28日13:00〜14:10)では,「エグゼクティブが語る我が社のGreen戦略」と題し,半導体業界を代表する企業のエグゼクティブ3氏が各社のグリーン戦略を語った。

 最初に司会の望月洋介氏(日経BP社)が,問題提起や課題共有として,スマートグリッド等の諸外国や日本国内の取り組みを紹介した。そして,半導体に関しては,半導体自体のグリーン化,半導体によるシステムのグリーン化,半導体技術による異分野のグリーン化といった,さまざまな見地があることを説明した。続いて,富士通マイクロエレクトロニクス取締役の八木春良氏,パナソニックセミコンダクター社 システムLSI事業本部 商品開発センター所長の山口聖司氏,ルネサステクノロジ取締役の中屋雅夫氏が順に講演した。

 各氏とも,LSIの低消費電力化のための設計技術を話の基軸としつつも,それ以外にさまざまな視点での話もあった。例えば八木氏は,工場や事業所での瞬停対策のコ・ジェネレーション発電を蓄電設備に置き換えたことで,CO2排出量を削減した事例を語った。さらに同氏は,廃棄物からのフッ素の回収再生システムを紹介した。

 山口氏は,LSI自体の低消費電力化と併せてLSIで機器の電力制御を行うことの重要性を強調した。また,エコへの取り組みの中で事業活動全体の効率化は重要な要因であり,プラットフォームのUniPhierによる統合化もそれに貢献している,と語った。

 中屋氏は,電力制御の重要性に加えて,回路設計での工夫だけでなく,より上位のアーキテクチャやアルゴリズムでの工夫が重要である,と述べた。また各氏共,EDAベンダーに対し期待することとして,LSIの低消費電力化技術の向上と併せて,設計作業時のエネルギー削減(端的にはツールの高速化)を挙げた。

 後半は,望月氏および会場からの質問に講演者が答える形で進行した。まず,望月氏が0.5V駆動技術の取り組みについて聞いた。これに対して,中屋氏は,半導体理工学センター(STARC)や東京大学らによるグリーンITプロジェクトの取り組みを紹介した。

 会場からは,今後の低消費電力化の展望についての質問が出た。山口氏は,設計技術だけでなく,アプリケーションでの工夫が大きく効いてくるといった意見を述べた。最後に,望月氏がPFC(温室効果ガスの一種。半導体産業では,おもにエッチング・ガスとして使用)についての質問が出された。八木氏は,CO2削減は省エネとリンクして進むが,PFC削減はエネルギーを掛けて行わざるを得ないのが現状であり,抜本策を求めて取り組んでいかねばならないテーマであると述べた。

 聴講者数は169名に達し,まずまず盛況なセッションとなった。

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