【EDSF 2010】トプスシステムズ,自社開発のヘテロジニアス型のマルチコア・プロセサとAndroidアプリケーション開発環境を展示
トプスシステムズ(本社:茨城県つくば市)は,独自のヘテロジニアス型のマルチコア・プロセサを開発・提供しており,EDSFair 2010で多くの来場者の興味を引いていた。また同社は,自社開発のマルチコア・プロセサを使いこなすためのハードウェア技術やソフトウェア技術,協調設計技術についてのトレーニングとコンサルティングも提供している。
自社開発のマルチコア・プロセサは,TOPSTREAM(Task Oriented Parallel Stream)技術を採用しており,低周波数で動作し,また,アプリケーションに最適なマルチコア構成にできる(日経エレクトロニクス関連記事1,同2)。このため,性能を落さずに消費電力を1/10以下にすることができるという。ソフトウェア開発環境として,コンパイラと命令シミュレータを提供する。ただし,プロセサに命令を追加する場合,コンパイラの修正が必要になる。リアルタイム・レイ・トレーシングを実現するシステムを題材にフィージビリティ・スタディを行い,800T FLOP相当の性能が得られることを確認しているという。
Android上のJavaコードがそのまま動作
現在,同社は,自社開発のマルチコア・プロセサを使ったAndroid環境(Ultra-Android)を開発中である。この環境では,従来のAndroid上のJavaコードがそのまま動作する。10倍の性能と1/10の消費電力を狙っているとのことだが,実際に実現されるのか結果が待たれる。
また,同社は,Androidアプリケーションを開発するために,協調検証環境を提供している。この環境で事前に設計・検証したJavaコードを,上記のUltra-Android上で動作させるというストーリー展開が想像される。この協調検証環境はトプスシステムズが代理店となっている米Mirabilis Design Inc.の「VisualSim」上に構築されている。この環境では,統計的ハードウェア・モデルとISSモデルを統合しており,タスクのレイテンシや,デバイスの使用率,システムのスループットと消費電力情報が得られ,システムの性能解析が可能である。













