Samsungの半導体製造技術がHynixなどに流出か,米Applied Materialsの複数社員が逮捕
半導体製造装置メーカー最大手の米Applied Materials, Inc.(AMAT)の複数の社員が,顧客の半導体メーカーの機密情報を入手,流出したとして,韓国ソウルの検察当局に逮捕されたもようだ。国内外の複数メディアが,この顧客メーカーが韓国Samsung Electronics Co., Ltd.であり,同社の半導体技術がAMATを通じて韓国Hynix Semiconductor Inc.などの競合企業へ流出したと報じている。
AMAT日本法人のアプライド マテリアルズ ジャパン代表取締役社長の渡辺徹氏は,本件について日経エレクトロニクスの電話インタビューに応じ,次のように回答した。「詳細については社内で調査を進めているが,弊社(AMAT)の複数の社員がソウルの検察当局の強制捜査を受け,逮捕されたのは事実。今回の事態を弊社は極めて重く見ており,検察当局の捜査に全面的に協力する」と答えた。
Samsung Electronics日本法人である日本サムスンは,日経エレクトロニクスの問い合わせに対し「事実内容について現在,確認中」とコメントした。Hynix Semiconductor日本法人のハイニックス・セミコンダクター・ジャパンの回答も同様である。
一部報道によると,Samsungの半導体技術が2005年以降,AMATを通じてHynixなどに流出した。これに,SamsungとHynix,AMATの社員が関わったといい,SamsungとHynixの社員も捜査対象となっているという。これらの社員には役員クラスも含まれるとしている。Samsungから持ち出されたのは,DRAMやNAND型フラッシュ・メモリーの製造技術などに関わる機密情報95件で,このうち13件がHynixに流出したとする。このほか,Samsungの機密情報は米国企業など韓国外にも流出した可能性がある,との検察当局の見解が報じられている。












