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自動車向け燃料電池の市場規模は2025年度に9900億円、富士経済が予測

2010/02/03 16:47
鶴原 吉郎=日経Automotive Technology
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 自動車用燃料電池の市場規模は、2025年度に2009年度の1650倍にあたる9900億円に拡大する――富士経済は、こんな予測を盛り込んだ調査レポート「2010年版 燃料電池関連技術・市場の将来展望 上巻」をまとめた。

 この予測によれば、燃料電池全体の市場規模は1兆6133億円と、2009年度の163億円から99倍に膨らむ。同予測によれば、燃料電池システム市場は、2018年度までは住宅分野が牽引し、2015年度に996億円、2020年度には3000億円を超える。その後は自動車分野(燃料電池自動車:FCV)が拡大し、2020年度以降はFCVが市場全体を牽引していくと予測する。2025年度には、FCV向けがFCシステム全体の61%、住宅分野が31%を占め、2大市場を形成するという。

 燃料電池の種類別では高分子固体電解質型が2009年度の144億円から 2025年は1兆2980億円に、リン酸型が同8億円から 50億円に、溶融炭酸塩型が同ゼロから27億円に、酸化物固体電解質型が7.7億円から2488億円に、ダイレクトメタノール型が2.5億円から588億円に、それぞれ拡大すると予測している。

 富士経済は、FCVの魅力として、環境性能の高さだけでなく出力を変更しやすい点を挙げている。スタックの出力調整がセル数の調整で可能なので、エンジンのような大きな設計変更が必要ない。このため一つの基本設計で小型車から大型車まで柔軟に対応できる。FCVの市場導入は2015年度以降に本格化し、2020年度は10万台に、2025年度には45万台の市場に拡大すると予測している。

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