米DS SolidWorks社,欧米で実施した不況対策パッケージで2200人の再雇用を支援
米Dassault Systemes SolidWorks社は,2009年2月に発表した不況時向けの技術者支援事業「Engineering Stimulus Package」を実施した結果,1年間で2200人の再雇用を支援できたと発表した。同事業は,リーマンショック後の不況で離職した技術者向けに,3次元SolidWorksの教育用バージョンを無料でダウンロードできるようにするとともに,操作教育の認定プログラム「CSWA(Certificate SolidWorks Associative)」取得に向けた教育を無償で提供するもの。欧米では技術者の求人案件に関して,SolidWorksなど特定のCADについての資格保持という形で3次元設計の能力を求められることが多く,逆に資格を保持していると再就職で有利になることから,力を入れて推進したという。
その結果,6万件のダウンロードがあり,そのうち2万2000人が実際に教育を受け,そのうちの2200人が再雇用の機会を得た。CSWA資格を取得したのは400人だった。CSWA資格は基本的にSolidWorksを操作できることを示すものだが,設計に関しての知識も問われる。
同事業は日本を除くアジア太平洋地域でも実施した。ただし「離職者がそれほどいたわけではないので,欧米ほどの力の入れようではなかった」(DS SolidWorks社)という状況だった。日本では,SolidWorksの教育用バージョンが英語版のみであることと,資格の保持が再雇用の上で有利になるわけではないのが現実であることなどの理由により,事業自体を実施しなかった。
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