【EDSF 2010】半導体不況脱却のサインになるか,来場者数が前年比で増加
電子情報技術産業協会(JEITA)は,1月28日と29日に横浜国際平和会議場(パシフィコ横浜)で開催した,半導体やシステムの設計技術の総合イベント「Electronic Design and Solution Fair 2010(EDSFair 2010)」の来場者数を発表した。
それによると,1日目は4288人,2日目は5012人で合計は9300人となった。前年比2%増で(Tech-On!関連記事1),最近は来場者数が減少するイベントが多い中で,大健闘と言える結果である。開催前は,EDSFに最も関連が深い半導体産業が厳しい状況にずっと置かれていたことから,来場者数の激減が心配されていたが,杞憂に終わった。
最近は,半導体産業の一部が好調になったことを伝える新聞報道もあり,EDSFの来場者の増加は,半導体不況脱却の前兆という声もある。今回のEDS Fairでは,天気が悪かったにもかかわらず1日目の来場者が前年比で8.5%増えたことが利いた。1日目には,10周年特別企画の「各社のNo.1設計者が語る"私の設計"」があった上(Tech-On!関連記事2),併催の「第17回FPGA/PLD Design Conference」でもテレビ番組の「大喜利」に倣った一風変わったパネル討論会「FPGAはどう使うのが賢いか?〜FPGA大喜利」もあった(同3)。
一方,2日目は好天だったが,来場者数は3%減少した。東京・品川でFPGA関連のプライベート・イベントがあり,これがEDSFの足を多少引っ張ったようだ。一般にイベントは週末の夕方に向かって盛り上がるものだが,こと今回のEDSFに関しては,そういうことはなかった。
なお展示の規模は,今回のEDSFは前回に比べて縮小している。前回は143機関・317コマだったが,今回は113機関・231コマになった。展示規模が縮小したにもかかわらず,来場者が増えたのは,上述した二つの企画をはじめとした各種の企画が当たったということだろう。特別ステージの総聴講者数は前回を上回ったという。また今回から出展者セミナのプログラムは,従来のランダムから分野別の構成になり,参加しやくなったことも,来場者数の増加に寄与したとみられる(Tech-On!関連記事4)。
来年のEDSF 2011は,1月27日(木)と28日(金)の2日間,同じくパシフィコ横浜での開催を予定である。













