富士通マイクロ,TSMCの40nmプロセス向けSSTAライブラリを米AnovaのEDAツールで開発
米Anova Solutions Inc.と日本法人のアノーバ・ソリューションズの発表によると(ニュース・リリース),富士通マイクロエレクトロニクスと富士通VLSIが,AnovaのEDAツールを使って40nmプロセス向けのSSTA(statistical static timing analysis)ライブラリを開発した。
富士通マイクロは,自社の40nmプロセス向けのSSTAライブラリを,Anovaのキャラクタライゼーション・ツール「ChronoVA-LC」を使って開発した実績がある(Tech-On!関連記事1)。その後,富士通マイクロは自社ファブに固執しないファブ・ライト戦略に転換し,40nm以降のロジックLSIの量産は台湾TSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Co. Ltd.)に委託することになった(同2)。
今回,この戦略転換に沿って,TSMCの40nmプロセス向けのSSTAライブラリを開発したようだ。さらに,Anovaによれば,富士通マイクロと富士通VLSIは,開発したライブラリとAnovaのSSTAツール「ChronoVA-SSTA」を,チップ設計のタイミング解析に適用した。ニュース・リリースには,富士通マイクロの横田昇氏(共通技術本部共通テクノロジ開発統括部 統括部長)のコメントが紹介されている。
「40nmプロセスの製品開発において,多数のコーナーに対応したライブラリ開発にChronoVA-LCを適用した。従来手法に比べて,ライブラリ品質とライブラリ開発期間の双方を大幅に改善できた。」(同氏)。
「また,今回,40nmプロセスのチップ開発にChronoVA-SSTAを初めて適用した。従来のSTA(static timing analysis)フローに比べて,タイミング収束させるための設計繰り返し数が減り,およそ一週間早く設計が完了した。なお,今回,ChronoVA-SSTAを適用したチップの規模は,共に1億トランジスタを超える」。(同氏)
「Anovaの製品が業界標準のモデル(CCSやCCS COMPACT,ECSMなど)をサポートしていることで,ライブラリ開発のTATの短縮や,SSTAの有効性を実製品であらためて実証できた。今後,富士通マイクロと富士通VLSIは,次期28nmプロセスの製品開発でもAnovaの製品を利用する予定である」(横田氏)。












