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北陸電力,2月中旬から電気バスを富山市内で実証実験へ

2010/01/21 23:55
久米 秀尚=日経エレクトロニクス
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図1 開発した電気バス
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図2 搭載する米Enerdel社のLiイオン2次電池
図2 搭載する米Enerdel社のLiイオン2次電池
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図3 高砂製作所の急速充電器
図3 高砂製作所の急速充電器
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図4 2台の充電器を使うと,25分間で約80%の充電ができる
図4 2台の充電器を使うと,25分間で約80%の充電ができる
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 北陸電力は,低床型の電気バスを開発し,富山県富山市内で運行されている路線バスに試験導入すると発表した(図1)。実際の路線で電気バスの実証実験をするのは国内で初めてという。期間は2010年2月中旬から1カ月間。まちづくりとやまが運営するコミュニティ・バス「まいどはや」の路線の中央ルートを使って,1日全31便のうち9便を担当する。

 今回の取り組みは,経済産業省の「平成20年度 低炭素社会に向けた技術シーズ発掘・社会システム実証モデル事業」の委託事業の一環として実施される。電気バスは,北陸電力が中心となり,東京アールアンドデーやジェイ・バスなど5社と協力し2009年4月から開発を進めてきた。

 米Enerdel社のLiイオン2次電池を搭載する。図2で示したパックはノルウェーThink社の電気自動車「City」用の電池パックで容量が24.4kWh。電気バスではこの2倍の48.8kWhの容量を使っている。ただし、エンジンルームが狭くて24.4kWhのパックは入らないため、半分の容量である12.2KWhを1モジュールとして、モータ脇に1個、燃料タンクのあった部分に3個の合計4個を搭載する。1回の充電で68km走行できるとする。充電には,高砂製作所の急速充電器を2台用意する(図3,4)。2台の充電器を使えば,25分間で約80%の充電ができるという。車両は,日野自動車の「日野 ポンチョ ロング」をベースに改造した。乗車定員は29人。電動化により,排出される二酸化炭素の量を1/3程度に抑えられるという。

 実は,北陸電力は2006年にも経済産業省の委託を受けて電気バスを開発している。当時の事業の目的は,「電気バスを作れるか。そして,二酸化炭素の排出量をどの程度抑えられるか」(北陸電力の説明員)を検証するものだった。一方の今回は,「実際に電気バスを使い,実社会で運行するためのデータを蓄積する」(同氏)ことを目標に据える。

 なお,開発した車両は「第1回EV・HEV駆動システム技術展」(1月20〜22日,東京ビッグサイト)で展示されている。

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