図1 「VAIO」シリーズの新機種「Fシリーズ」
図1 「VAIO」シリーズの新機種「Fシリーズ」
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図2  TransferJetのLSIを内蔵したメモリースティック「MS-JX8G」。容量は8Gバイト
図2  TransferJetのLSIを内蔵したメモリースティック「MS-JX8G」。容量は8Gバイト
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図3  USB接続の専用ステーション「TJS-1」にデジタル・カメラ「DSC-TX7」を組み合わせた状態
図3  USB接続の専用ステーション「TJS-1」にデジタル・カメラ「DSC-TX7」を組み合わせた状態
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 ソニーが,近接無線通信規格「TransferJet」を採用した製品を日本で発売する( Tech-On! 関連記事1)。米国市場への投入計画は「2010 International CES」で明かしていたが,ついに国内市場にも対応製品が登場することになる( Tech-On! 関連記事2)。TransferJetは数cmと短い距離を,実効375Mビット/秒でデータ伝送できる無線技術である。

 まず,パソコンの「VAIO」シリーズの新機種として「Fシリーズ」をTransferJetに対応させる(図1,発表資料)。2010年1月23日に販売を開始する予定だ。16.4型で1920×1080画素のいわゆるフルHD対応液晶ディスプレイや地上デジタル・ダブル・チューナー,Blu-ray Disc(BD)ドライブなどを備える。価格はオープンで,実売想定価格は17万円前後から。

 2010年2月5日には,TransferJetのLSIを内蔵したメモリースティック「MS-JX8G」を発売する(図2)。容量は8Gバイト。価格はオープンで,実売想定価格は1万円前後である。このメモリースティックに対応するデジタル・カメラとして「DSC-TX7」「DSC-HX5V」を用意する。

 TransferJet対応製品を置くだけで画像をパソコンなどに転送できるUSB接続の専用ステーション「TJS-1」も同日発売する(図3)。2010 International CESでは,TJS-1をつなげたデジタル・フォトフレームに対応メモリースティックを搭載したデジタル・カメラを近接させて,TransferJetを介してデータを伝送するデモを披露していた( Tech-On! 関連記事3)。希望小売価格は1万4910円である。