図●富士ゼロックスが活用している電動アシスト付き自転車
図●富士ゼロックスが活用している電動アシスト付き自転車
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 富士ゼロックスは2010年1月13日,ある取り組みを実施したことにより,2006年4月から2009年末までにCO2排出量を合計で約335t削減したと発表した。その取り組みとは,「デジタル複合機やプリンターなどの保守/管理のために顧客先へ向かう際は電動アシスト付き自転車を使う」というもの(図)。従来のバイクに比べて小回りが利くことから,顧客先に到着するまでの時間も平均で10分,削減できたという。

 同社が取り組みをスタートさせたのは2006年4月のこと。東京23区内でも千代田区や港区,新宿区の中心部において,各拠点から直径2km以内の顧客を担当するサービスエンジニアの移動手段を電動アシスト付き自転車に順次,切り替えた。同年9月に約450台の導入を終え,取り組みを本格化させた。2010年1月現在の台数は約550台だ。

 この活動により,バイクの台数を約350台削減することに成功した。2009年末時点で,1カ月間のガソリン使用量を2006年4月時点の1/3(約1800L)に減らすことができたという。