ヘンケルジャパンは2010年1月12日,電気配線やパイプの漏れなどの補修に使うシリコーン系の絶縁・シーリング補修テープ「ロックタイト絶縁&シーリングラップ」を発売した。-54~260℃の広い温度領域で使えるのが特徴である。

 さらに,補修する部分に圧力がかかっていても作業できる。一般的なシール材や補修テープは,圧力がかかった状態では補修作業ができず,製造ラインなどをいったん停止させる必要があった。ところが同製品は,テープ同士が瞬時に自己融着するので,水圧や油圧がかかった状態でもラインを止めずに補修作業を行えるという。破損個所などの表面を包むように巻き付けるだけで補修作業を完了できる。工具類の滑り止めにも使える。

 厚さ0.5mm,長さ3mの寸法で供給する。引っ張り強度は4.8MPa,伸び率は300%。赤く着色している。