開発品
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専用のメガネで見る
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 ソニーは,「2010 International CES」の開幕に先立って公開した展示ブースにおいて,3次元(3D)対応の有機ELパネルを初めて披露した。パネル自体の仕様は,画面寸法が25型で,画素数が1920×1080(フルHD)である。今回は技術展示であり,実用化時期は未定とする。

 展示品は,3D映像用の表示に,アクティブ方式の液晶シャッター搭載メガネを組み合わせた「時分割方式」を採用する。ソニーが2010年に市場投入を予定している3D映像対応の液晶テレビと同じ方式である。

 有機ELパネルを使う利点として,ソニーは「高速駆動が可能なこと」,「発色が優れること」(同社)を挙げる。課題は「コスト」(同)とする。

 展示品は60Hz駆動で表示させていたが,「もっと周波数を高めても有機ELは対応できる」(ソニー)とした。