図1 フルHDの3D映像に対応したPDPテレビ
図1 フルHDの3D映像に対応したPDPテレビ
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図2 無線LAN機能に対応したPDPテレビ
図2 無線LAN機能に対応したPDPテレビ
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図3 Skypeに対応
図3 Skypeに対応
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図4 2眼式の3Dカメラ
図4 2眼式の3Dカメラ
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 パナソニックは2010年1月7日,「2010 International CES」の開幕前日に開催した報道機関向けイベントで,PDPテレビやBlu-ray Disc(BD)再生機などの新製品群を公開した。PDPテレビとBD再生機の両方で3D映像対応機種を発表した。さらにテレビについては,IEEE802.11方式無線LANを搭載し,インターネット電話サービス「Skype」への対応(Tech-On!関連記事)などインターネット関連機能を強化した点をアピールした。
 
 今回発表したPDPテレビは大きく分けて2系列に分かれる。いわゆるフルHD(1080p)の3D映像表示と,無線LANの両方に対応した品種と,そこから3D映像表示機能を省いた品種である(図1,図2)。無線LAN搭載の目的は,同社のテレビ向けインターネット・サービス対応機能「VIERA CAST」を利用すること。今回,VIERA CASTの機能を拡張し,Skypeを利用できるようにした。これにより,テレビを使ったビデオ電話が可能になる(図3)。BD再生機は3D対応の「PP-BDT350」と無線LANを備えた「DMP-BD85」の2機種を用意した。PP-BDT350はHDMI 1.4を搭載し,これを介して3D映像をテレビに出力する。

 パナソニックはまた,発表会では業務用の2眼式3Dカメラも披露した(図4)。2010年秋の発売を予定するとする。

 このほか,パナソニックは,北中米で衛星テレビ・サービスを展開する米DIRECTV社と協力関係を結んだことも明らかにした。DIRECTVは2010年6月に3D映像のテレビ番組の放送を始める予定になっている。