図1 光学10倍ズームに対応した高速連写タイプのコンパクト機
図1 光学10倍ズームに対応した高速連写タイプのコンパクト機
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図2 「ダイナミックフォト」機能を搭載した新機種
図2 「ダイナミックフォト」機能を搭載した新機種
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図3 デジタルフォトフレーム
図3 デジタルフォトフレーム
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図4 左が元の画像,右が絵画調に変換した後の画像である。
図4 左が元の画像,右が絵画調に変換した後の画像である。
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図5 LEDとレーザを光源としたプロジェクター。下にあるのが明るさ2000lm以上のモデル。上にある2つのプロジェクターは明るさ数百lmの小型品である。
図5 LEDとレーザを光源としたプロジェクター。下にあるのが明るさ2000lm以上のモデル。上にある2つのプロジェクターは明るさ数百lmの小型品である。
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図6  LEDとレーザを光源としたプロジェクターのラインナップ。2010年1月から順次発売する。
図6  LEDとレーザを光源としたプロジェクターのラインナップ。2010年1月から順次発売する。
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 カシオ計算機は,CESの開催に先立ち開かれた同社のプレス・カンファレンスで,コンパクト型デジタル・カメラやフォトフレーム,プロジェクターの新製品を発表した。

 デジタル・カメラは大別して2種類ある。ひとつは高速連写可能なコンパクト機の新機種「EX-FH100」である(図1)。裏面照射型CMOSセンサの採用,光学10倍ズームに対応した点を特徴とする。価格は約350米ドル。
 
 もう一種類が動画と静止画を合成する「ダイナミックフォト」機能を搭載した機種。新たに3機種「EX-H15」,「EX-Z2000」,「EX-Z550」を発表した。ダイナミックフォト機能を従来よりもさらに多機能化させた。例えば1枚の静止画に2種類の動画を合成したり,合成する動画のサイズを変換できたりする。加えて,3機種とも新しい画像処理エンジン「Exilim Engine 5.0」を搭載する。

 デジタル・カメラの新機種はいずれも,米国で2010年3月ごろの発売を予定する。

絵画調に変換


 フォトフレームは,画像を絵画調に変換する点を特徴としており,「デジタルアートフレーム」と呼ぶ。水彩画や油絵など8種類に変換できる。画面サイズは約10型。「発売時期,価格は未定」(説明員)だという。

 プロジェクターは光源にLEDとレーザを用いた「ハイブリッド型」。具体的には赤色LEDと青色レーザを搭載する。緑色光は青色レーザ光から得ている。

 LEDとレーザを利用することで,明るさが向上した。据え置き型の場合,明るさはモデルによって異なるが,2000lm~3000lmと,一般的なLEDプロジェクターの10倍程度の明るさと説明する。2010年1月から順次発売する予定。このほか明るさを「数百lm」(説明員)に抑えた小型品も開発済みである。