パナソニック電工は,同社のFA事業を子会社のSUNXに移管する方針を発表した。2010年10月1日付での完全移管を目指す。これに伴い,パナソニック電工の子会社2社をSUNXに移管するとともに,SUNXは「パナソニック電工SUNX」に社名変更することになる。

 FA業界において,総合的な提案型の開発・営業体制が求められていることを受け,パナソニック電工のFA事業とSUNXのセンサ・デバイス事業を一体化させ,競争力を高める狙い。

 この事業移管に伴い,パナソニック電工の子会社であるパナソニック電工竜野(本社兵庫県たつの市)と,中国の現地法人であるパナソニック電工自動化控制上海(中国語表記では,上海松下電工自動化控制)について,パナソニック電工が保有する株式をSUNXに売却する。パナソニック電工自動化控制上海は,現地企業の上海電気集団が株式の45%を所有しているが,これもSUNXが取得する予定。

 さらに,SUNXは2010年10月1日付で,パナソニック電工SUNXに社名変更する。上記の移管される子会社についても,それぞれ「パナソニック電工SUNX竜野」「パナソニック電工SUNX上海(中国語表記では,松下電工神視電子上海)」となる予定である。