米Googleは米国時間2009年12月14日,独自のURL短縮機能「Google URL Shortener」を追加したツールバー「Google Toolbar」とフィード管理サービス「FeedBurner」の新版をリリースした。

 URLを短縮する機能は,ミニブログ・サービス「Twitter」などで利用されている。Twitterは140文字以内という制限があるため,リンクを共有したい場合に,長いURLを短縮すれば,その分コメントの文字数を増やすことができる。

 Googleは,Google ToolbarとFeedBurnerにこのような機能を組み込めば,利便性を高められると考えた。Google Toolbar新版(Internet ExplorerとFirefoxに対応)では,任意のWebページをSNSサイトなどで手軽に共有するための「Share」機能を新たに搭載した。共有したいWebページを開いて,Google ToolbarのShareボタンをクリックし,目的のサービス(例えばTwitter)を選択すると,新たなウインドウでTwitterサイトにアクセスし,Webページのタイトルと短縮URLを含むコメント記入欄が表示される。Twitterのほか「Blogger」「Delicious」「Digg」「Facebook」「Gmail」などにも利用でき,日本語版では「Hatena」メニューも用意されている。

 FeedBurner新版では,Twitterと連携したフィード配信を行えるようにした。Webサイトやブログの更新をフィード配信する際に,短縮URLをTwitterに発信することができる。

 短縮したURLは自動チェックを行い,不正サイトの疑いがある場合はユーザーに警告を発する。Googleは,Google ToolbarとFeedBurner以外にもGoogle URL Shortenerの実装を拡大する計画。Google URL Shortenerはスタンドアロン・サービスとしては提供していない。

[発表資料(1)]
[発表資料(2)]
[発表資料(3)]