展示パネル
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 旭硝子は,スクリーン印刷で描画可能なCuペーストを開発した。大気中で焼成できる点を特徴とする。

 開発品では,樹脂と銅粒子のほか,「Cuナノコロイド」を加えることで導電性を高めたとする。開発品の抵抗率は,窒素ガス雰囲気中で150℃,60分で焼成した場合で60μΩ・cm,大気中で150℃,15分焼成した場合で30μΩ・cmである。

 同社は,開発品によって,まずはAgペーストの置き換えを狙っている。例えば,タッチ・パネルの配線部分である。実用化に関しては,「2010年に登場する製品に利用されるのが目標」(説明員)とする。また,インクジェット対応のCuペーストも開発中である。