車載ブラシレスDCモータ制御に向けた8ビットMCU,米Freescaleが発売
米Freescale Semiconductor, Inc.は,ブラシレスDCモータ制御に向けた8ビットMCUの新製品「MC9S08MP16ファミリ(以下,S08MP16)」を発売した(日本語版ニュース・リリース)。産業用の駆動装置や車載用の燃料ポンプなどに使うブラシレスDCモータを狙った,エントリ・レベルの製品である。ブラシレスDCモータ以外にも,AC誘導モータなどの他方式のモータにも対応するという。
プロセサ・コアは8ビットの「HCS08」で,−40℃〜+105℃の範囲での最大動作周波数は51.34MHz(2.7〜5.5V),−40℃〜+125℃の範囲では同周波数は40MHz(2.7〜5.5V)である。安全や信頼性に寄与する周辺回路として,3チャネルの高速アナログ・コンパレータと合計で8(2+6)チャネルのPWM対応のタイマー「FlexTimer」を搭載し,過電流が発生するとモータを短期間で正確に停止させて損傷を防ぐという。また,「IEC60730」への準拠が求められる家電製品に対しては,個別のクロックで動作するウォッチドッグ/COPや巡回冗長検査(CRC)回路によって,クロックの異常からモータを保護し,メモリ内容の有効性をチェックするという。
このほかの周辺回路として,PWMのハードウェア・トリガ機能を備えた13チャネルの12ビットA-D変換器や差動式PGA(1,2,4,8,16,32倍),2チャネルの可変遅延回路,8ビットのモジュロ・カウンタなどを集積する。また,メモリとしては,16Kバイトのフラッシュ・メモリや1KバイトのSRAMを備える。
パッケージは,28端子のSOIC,32端子のLQFP,および48端子LQFPを用意する。なお,温度範囲が−40℃〜+125℃の車載用は,48端子のLQFPパッケージになる。S08MP16は,現在サンプル出荷中である。量産開始は2010年前半を予定する。1万個購入時のチップ単価は1.1米ドル。
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