図1 ソフトバンクモバイルが2010年春に投入予定のAndroid端末の概要
図1 ソフトバンクモバイルが2010年春に投入予定のAndroid端末の概要
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図2 ソフトバンクモバイルはAndroid端末を,冬・春商戦の目玉に据えた無線LAN対応の1機種と位置付けるが,今回はAndroidのロゴを印刷した紙を張り付けた板を展示しただけだった
図2 ソフトバンクモバイルはAndroid端末を,冬・春商戦の目玉に据えた無線LAN対応の1機種と位置付けるが,今回はAndroidのロゴを印刷した紙を張り付けた板を展示しただけだった
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 2009年11月10日に相次いで開催されたソフトバンクモバイルとNTTドコモの新商品発表会において,それぞれ米Google Inc.の携帯電話機向けプラットフォーム「Android」を採用した携帯電話機について言及した(ソフトバンクモバイルの発表会の記事NTTドコモの発表会の記事)。ソフトバンクモバイルは,Android端末を2010年春に発売する計画を発表。NTTドコモは,日スウェーデン合弁のSony Ericsson Mobile Communications社が2009年11月3日に発表したAndroid端末「XPERIA X10」(Tech-On!の関連記事)を2010年春~夏にかけて発売したいという意向を表明した。

 ソフトバンクモバイルは,2010年春に発売予定のAndroid端末について,「一番高性能なAndroid端末を出す」(同社 代表取締役社長 兼 CEOの孫正義氏)とした。同社はハードウエア仕様として,1GHz動作のCPUコアを内蔵する携帯電話機向けチップセット「Snapdragon」(Qualcomm社)を採用し,3.7型の有機ELディスプレイを搭載することを明らかにした(図1)。ただし,メーカー名は明かさなかった。「まだ発表されていない端末だ。メーカーは決まっているが,現時点では公表できない」(孫氏,図2)。

 NTTドコモの発表会でXPERIA X10を導入する意向について質問された同社 代表取締役社長の山田隆持氏は,「現在,最終検討の段階にある。2010年春~夏にかけて,ぜひドコモから出したいと思っている」と答えた。NTTドコモは今回の発表会で,いわゆる「スマートフォン」に分類される端末は1機種しか発表しなかったが,「スマートフォンには当然力を入れている。2010年度も2009年度と同じくらいの機種を投入していく」(山田氏)とした。