図1 NTTドコモの2009冬春モデル20機種
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図2 NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏
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図3 「PRIME series」の5機種。左から「F-04B」「F-01B」(共に富士通製),「N-02B」(NEC製),「P-01B」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製),「SH-01B」(シャープ製)
図3 「PRIME series」の5機種。左から「F-04B」「F-01B」(共に富士通製),「N-02B」(NEC製),「P-01B」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製),「SH-01B」(シャープ製)
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図4 ディスプレイ部とキーボード部を分離できる“セパレート・ケータイ”「F-04B」
図4 ディスプレイ部とキーボード部を分離できる“セパレート・ケータイ”「F-04B」
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図5 「Folli Follie」(ファッション・ブランド)とコラボレーションした「F-02B」(富士通製)
図5 「Folli Follie」(ファッション・ブランド)とコラボレーションした「F-02B」(富士通製)
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図6 「Samantha Thavasa」(ファッション・ブランド)とコラボレーションした「N-01B」(NEC製)
図6 「Samantha Thavasa」(ファッション・ブランド)とコラボレーションした「N-01B」(NEC製)
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図7 「Q-pot.」(ファッション・ブランド)とコラボレーションした「SH-04B」(シャープ製)
図7 「Q-pot.」(ファッション・ブランド)とコラボレーションした「SH-04B」(シャープ製)
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図8 「Seventeen」(雑誌)とコラボレーションした「SH-05B」(シャープ製)。左から有末麻祐子さん,桐谷美玲さん,波瑠さん
図8 「Seventeen」(雑誌)とコラボレーションした「SH-05B」(シャープ製)。左から有末麻祐子さん,桐谷美玲さん,波瑠さん
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図9 「bea’s Up」(雑誌)とコラボレーションした「L−02B」(韓国LG Electronics, Inc.製)
図9 「bea’s Up」(雑誌)とコラボレーションした「L−02B」(韓国LG Electronics, Inc.製)
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図10 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-03B」
図10 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-03B」
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図11 「SC-01B」(韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.製)
図11 「SC-01B」(韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.製)
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 NTTドコモは2009年11月10日,2009年冬2010年春モデルとなる携帯電話機20機種を発表した(ニュース・リリース)。ディスプレイ部とキーボード部を分離できる“セパレート・ケータイ”や,女性をターゲットに雑誌やファッション・ブランドとの“コラボレーション・ケータイ”を市場投入する。2009年11月20日以降,順次販売を開始する。

“セパレート・ケータイ”が登場

 「PRIME series」は,「F-01B」「F-04B」(共に富士通製),「N-02B」(NEC製),「P-01B」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製),「SH-01B」(シャープ製)の5機種を発表した。「今回の冬春モデルで,エンターテインメントの要素をさらに強化した」(NTTドコモ 代表取締役社長の山田隆持氏)という。5機種すべてが,2009年夏モデルの一部機種に搭載されていたBlu-ray Discレコーダーとの連携機能を備えるほか(2009年夏モデルの発表記事),2009年冬春モデルから導入予定の「オートGPS」機能やフェムトセル基地局を用いた「マイエリア」機能に対応する(2009年冬~2010年春モデルの関連記事)。

 カメラ機能も強化されており,F-01B,F-04B,N-02Bは1220万画素のCMOSカメラを,P-01Bは810万画素のCMOSカメラを,SH-01Bは1210万画素のCCDカメラを,それぞれ搭載する。このほか,5機種すべてに「ドラゴンクエストIII そして伝説へ」や「桃太郎電鉄WORLD遠距離対戦版2年決戦」などのゲームをプリインストールする。

 PRIME seriesで最も注目を集めた端末が,ディスプレイ部とキーボード部を分離できるF-04Bである。ディスプレイ部とキーボード部は,Bluetoothを用いて無線通信する。これにより,「電話をしながら(ディスプレイ部で)電話帳やメールの確認,カメラ撮影などができる」(NTTドコモの山田氏)という。オプションとなる「プロジェクターユニット」を接続すると,携帯電話機に格納された映像や画像データを投射することも可能だ(セパレート・ケータイの続報記事)。

“コラボ・ケータイ”を5機種投入

 「STYLE series」は,2009年冬春モデル全体の半分となる10機種を市場投入する。「10機種中5機種で雑誌やファッション・ブランドとコラボレーションした」(NTTドコモの山田氏)。コラボレーションした雑誌やブランドと端末名はそれぞれ,「Folli Follie」(ファッション・ブランド)が「F-02B」(富士通製),「Samantha Thavasa」(ファッション・ブランド)が「N-01B」(NEC製),「Q-pot.」(ファッション・ブランド)が「SH-04B」(シャープ製),「Seventeen」(雑誌)が「SH-05B」(シャープ製),「bea’s Up」(雑誌)が「L-02B」(韓国LG Electronics, Inc.製)である。

 中でも,SH-05BはSeventeen専属モデルである桐谷美玲さん,波瑠さん,有末麻祐子さんの3名に,「開発段階から加わってもらい,色やデザインの詳細に至るまでアドバイスしていただいた。非常に期待しているモデル」(NTTドコモ 執行役員 プロダクト部長の永田清人氏)という。カラー・バリエーションはピンクのみで3色展開する。“自分撮り”用イン・カメラに43万画素のCMOSカメラを,キーボードにはイン・カメラ専用キーを搭載する。

FOMA最長の連続待受時間を実現

 「SMART series」は2機種を発表した。パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P-03B」は,3G利用時の連続待受時間は約720時間と,「FOMA端末として最長となる待受時間を実現した」(NTTドコモの説明員)という。容量が960mAhと「通常の薄型端末に比べて大容量なLiイオン2次電池を搭載することで実現した」(同)。富士通製の「F-03B」は,1220万画素のCMOSカメラを搭載するほか,IPX5/IPX7/IPX8等級の防水機能やIP5X等級の防塵機能を備える。

 「PRO series」は,「SC-01B」(韓国Samsung Electronics Co.,Ltd.製)と「SH-03B」(シャープ製)の2機種。SC-01Bは,「NTTドコモとして初となるSamsung製の端末」(NTTドコモの永田氏)。SC-01BはOSに米Microsoft Corp.の「Windows Mobile 6.5」を採用した端末,SH-03BはNTTドコモの「iモード」対応端末である。共に,タッチ・パネル搭載の液晶ディスプレイとQWERTYキーボードを備える。

 このほか,音声通話機能を備えない端末として,W-CDMA方式の通信機能を備えたデジタル・フォトフレーム「フォトパネル02」(中国Huawei Technologies Co., Ltd(華為)製)を発表した。搭載する液晶パネルの画面寸法は約9型で,画素数は800×480(ワイドVGA)である。