トレックス・セミコンダクター,GPS向けのCMOS製LNAを開発《訂正あり》
電源用ICなどを手掛けるトレックス・セミコンダクターは,GPS用受信回路に向けたLNA(低雑音増幅器)を開発,2009年11月から量産出荷を開始する(PDF形式の発表資料)。トレックスは電圧レギュレータやDC-DCコンバータなど電源IC分野を強みとするが,GPS用LNAを発売するのは今回が初めて。同社は今後さらに,高周波回路用途に向けた製品展開を進めていくという。
発売するのは,GPSの受信回路に向けたLNA「XC2404シリーズ」。130nmのCMOS技術を用いて製造する。CMOS技術を使いながら,特性は従来のGaAs技術やSiGe技術利用品に匹敵するとしている。例えば,利得が26.5dBと高い一方で,雑音指数は平均0.94dB(1.575GHzにおいて)と低く抑えている。消費電力は12mW。自己バイアス構成を採用できることから,1.2V電源だけでなく,1.8Vや2.85V,3.0Vの動作電圧に対応できる。パッケージは,1.5mm×1.5mm×0.6mmの「USP-8A01」に封止した。サンプル価格は200円。
現行品は内部で2段階増幅しているが,同社は一段階増幅品も開発中である。このほかワンセグの受信回路に向けた,AGC(automatic gain control)機能付きの品種も開発中である。
同社によれば,現在,GPS受信モジュールなどの市場が拡大しているため,特性の高い小型LNAを求める声が非常に強いという。同社はこうした需要に応える狙いで,まずはGPS向けLNAを製品化した。しかし今後は,RF CMOS回路の要素技術を基に,ほかの高周波アプリケーションへの展開も目指しているようだ。
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記事掲載当初,第2段落で「消費電流は12mA」としていましたが,正しくは「消費電力は12mW」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。
記事掲載当初,第2段落で「消費電流は12mA」としていましたが,正しくは「消費電力は12mW」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。
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