ソーラーカーで優勝の東海大,「シャープの太陽電池が貢献」
「今回の優勝は,搭載したシャープ製の太陽電池によるところが大きい」(東海大学)。ソーラーカー・レース「Global Green Challenge」の優勝報告会で,東海大学の関係者はシャープ製太陽電池の貢献について何度も繰り返した(関連記事)。
これに対してシャープは,「宇宙用の太陽電池を地上で本格的に利用するのは今回が初めて。東海大学から提供される各種データを基に,さらなる技術開発を進めたい。また,ソーラーカー時代の実現に向けて役立てたい。特性や材料の調達,リサイクルなどに見通しが付けば,本格的に地上で使う可能性が出てくる」(シャープ 代表取締役 副社長の濱野稔重氏)とした。
東海大学のソーラーカー「Tokai Challenger」が搭載したのは,シャープ製の3接合化合物型太陽電池である。宇宙用のモジュールを地上用に改良しており,変換効率は30%程度になる(関連記事)。
今回のレースでは,太陽電池の面積が6m2以下と定められている。最大の6m2の太陽電池を搭載した場合,変換効率の高さが出力に直結する。ライバル・チームも変換効率が30%を超える太陽電池を搭載していると公表していたものの,実際には「東海大学のソーラーカーの出力がトップだった」(東海大学)。
東海大学が参加した「Challenge Class」には,25台が参加し,そのうち8台が完走した。東海大学を含めて上位3チームは,化合物型太陽電池を搭載した。これに対して,4〜5位のチームは,Si系の高効率太陽電池を使っていた。平均スピードは,東海大学の100.54km/時を筆頭に上位3チームが90km/時超,4〜5位が80km/時以下と大きく差が開いた。
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