小野測器は，モータなどの駆動部を持つ製品の出荷検査時に騒音や振動を測定して良否を判定する「FFTコンパレータ」の新モデル「CF-4500」を開発，2009年11月30日から販売する。FFTコンパレータはマイクロホンや加速度ピックアップで取り込んだ音や振動からFFT（高速フーリエ変換）で周波数スペクトルを得て，特定周波数の成分の強度が一定値に収まっていることの検出（ブロックコンパレータ機能）を主な機能とする検査装置。CF-4500では，FFT変換をしないで音や振動自体の波形（時間波形）から良否判定する「シェイプコンパレータ機能」，駆動部の回転速度を変化させながら良否判定ができる「トラッキングコンパレータ機能」，特定周波数の音を抽出して耳で確認できる「バンドパスフィルタ＆モニタ機能」も設けた。
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