Google社がAndroidケータイの自動更新を開始,有料アプリの購入を可能に
米Google Inc.の日本法人であるグーグルは2009年10月23日に,「Android」を搭載したNTTドコモの携帯電話機「HT-03A」(台湾High Tech Computer Corp.(HTC社)製)のソフトウエア更新を開始したと発表した。Google社が2009年9月に公開したAndroidの新版(1.6)を,移動体通信ネットワーク経由で自動配信する。ユーザーがインストールを許可するとHT-03Aのソフトウエアが現行のAndroid 1.5から1.6に更新される。Android 1.6の自動配信は1週間程度で完了する見通しという。
Android 1.6の適用により,HT-03Aのユーザーが有料のアプリケーション・ソフトウエアを購入できるようになった。Google社が開設するアプリ配信サイト「Android Market」において,これまでHT-03Aのユーザーは無料のアプリしかダウンロードできなかった。決済には,「Google Checkout」と呼ぶGoogle社のサービスを利用する。ユーザーは一度クレジット・カードの情報を登録すると,その後はカード情報の登録作業なしでアプリを購入できる。なお,「毎月いくら」といった継続的な課金には対応しない。
このほかAndroid 1.6では,(1)クイック検索機能を追加した,(2)静止画撮影と動画撮影の機能を一つのアプリケーション・ソフトウエアに統合した,(3)ユーザーのデータをパスワードで保護する機能などセキュリティの強化を図った,(4)アプリケーションごとの電力消費の割合を表示する機能を追加した,などの変更を加えた(図1)。待ち受け画面上に表示する「クイック検索ボックス」は,Android端末内のデータやアプリケーション・ソフトウエアと,インターネット上の情報の両方を同時に検索できる(図2)。
知人と現在位置を交換し合う機能にも対応
グーグルは,HT-03Aのユーザーが,知人と現在位置を交換し合うサービス「Google Latitude」を利用できるようにすることも発表した(図3)。「正式な時期は未定だが,Android 1.6への更新がだいたい終わったと判断できた時点でリリースする」(グーグル)。
地図サービス「Google Maps」の1機能であるLatitudeは,携帯電話機のGPS機能で取得した位置情報をサーバー側に反映し,その情報を事前に許可したユーザーだけに公開できるサービスである。Latitudeを利用すると,自分や,許可をもらった知人がどこにいるのかが地図上に表示される(図4)。自分の居場所は,公開にしたり非公開にしたりできる。相手先に応じて「都市名まで」といった形で公開範囲を限定することや,居場所を勝手な場所に変更することも可能だ。
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