スタンレー電気は,照射光の反射時間から物体との距離を測る距離画像カメラを「第41回 東京モーターショー 2009」でデモンストレーションした。このカメラは,近赤外線を発するLEDとCMOSセンサを組み合わせたもの。照射した近赤外線が物体に反射して戻ってくるものを,CMOSセンサの各画素で検知する。いわば,近赤外線を使う測距センサをマトリクス状に並べて,特別な画像処理を使わずに距離と物体形状を同時に測れるようにしたといえよう。CMOSセンサの画素数は128×128。「CEATEC JAPAN 2009」に続き,東京モーターショーでも披露した。2009年12月に評価キットを発売する予定。自動車やセキュリティー・カメラなどへの搭載を想定する。早ければ1~2年以内に,製品に搭載される可能性があるとみる。
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