JR東海,東海道新幹線の新たな地震対策として脱線防止対策などを発表
JR東海は,2004年に発生した新潟県中越地震による上越新幹線での脱線事故を受け,東海道新幹線における新たな地震対策として,脱線・逸脱防止対策の実施を発表した。
この脱線/逸脱防止対策は,脱線防止ガードと逸脱防止ストッパの設置と土木構造物対策から成るもので,工事費は約380億円。工期は,2009年10月〜2013年3月を予定している。
脱線防止ガードは,レールの内側に同ガードを敷設し,地震時の脱線そのものを極力防止するもの。東海地震発生時に,特に揺れが大きいと想定される地区と,脱線時の被害拡大の恐れが大きい「高速で通過する分岐器の手前区間」を中心に敷設する。敷設区間の長さは,140km(図1)。
逸脱防止ストッパは,脱線した場合,車両が線路から大きく逸脱することを極力防止するもの。142編成の新幹線の車両の台車中央部に,逸脱防止ストッパを設置する(図2)。
土木構造物対策は,脱線防止ガードを有効に機能させるために実施するもの。具体的には,バラスト(砕石や砂利)の流出や盛り土の沈下,高架橋の変位を抑制するためである。対策区間は,同ガードを敷設する区間となる(図3〜5)。
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