【東京モーターショー】トヨタの豊田社長、「将来は様々なクルマが共存するが、短距離はEV、長距離はFCVにすみ分けていく」
トヨタ自動車の豊田章男社長は、東京モーターショーで「クルマを再発明する時代は迫っている。そのために着実に準備を進めている」とし、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、燃料電池車などを紹介した。
電気自動車(EV)として紹介したのが「iQ」より小型のボディを採用した「FT-EVII」。4人乗りで、航続距離は90km以上とする。燃料電池車では「FCHV-adv」を紹介。プラグインハイブリッド車については「すぐ先にある将来に非常に適したクルマ」と位置付け、「Prius Plug-in Hybrid Concept」を出展した。現時点ではハイブリッド車の車種拡大に力を入れており、新型車「SAI」のほか、レクサスブランドのコンセプト車「LF-Ch」などを並べている。こうした電動化を主体としたパワートレーンの変化を見据え、豊田社長は「将来は様々なクルマが共存していくと考えているが、長期的には短距離はEVに、長距離は燃料電池車(FCV)にすみ分けていくのでは」と述べた。
また、自動車メーカーとしては「クルマの味」が重要として、燃費に優れるクルマを運転して低燃費を達成する楽しみだけでなく、自由に気持ちよく走れるスポーツカーも必要との持論を展開。トヨタブランドとレクサスブランドそれぞれでスポーツカーを出展した。
トヨタブランドでは「FT-86 Concept」と呼ぶコンセプトカーを出展。富士重工業と共同開発したもので、自然吸気の水平対向2.0Lエンジンを搭載して後輪を駆動する。全長4160×全幅1760×全高1260mmで、ホイールベースは2570mmの4人乗り。豊田氏は「できるだけ早く皆様に届けるように準備している」と述べた。
レクサスブランドでは2010年末に世界で500台限定販売する「LF-A」を発表した。排気量4.8LのV型10気筒エンジンを搭載し、販売価格は3750万円程度を予定する。













