小糸製作所は,自動車のヘッドランプの光の方向や照射方向などを細かに自動制御できる新しい技術を披露した。例えば,高速移動した際には,ロービームをより遠方に照射させる。ハイビームの場合は,光の照射領域を2分割して制御し,一方の照射方向を変えて前方車両の運転者に眩しさを感じさせない,といった使い方を想定する。  今回の開発技術を,運転者の視認性を高めつつ,前方車両や対向車両の運転に邪魔にならないようにするために利用する。同種の技術として,ヘッドランプの光を制御する「AFS(Adaptive Front-Lighting System)」が既に実用化されている。しかし,「AFSで制御できるのはロービームだけ。しかも法規制のために,上下左右わずかの角度しか動かすことができない」(説明員)。今後は,運転者の視認性を高めて安全性を高めるために,ハイビームを制御する要求も増えるとみている。ただし,ハイビームは運転者の視認性を高める一方,前方車両や対向車両の運転者にとってはまぶしく,視認性を低下させる場合もある。そこで,今回のヘッドランプ光の制御技術を開発した。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

日経クロステック登録会員になると…

新着が分かるメールマガジンが届く
キーワード登録、連載フォローが便利

さらに、有料会員に申し込むとすべての記事が読み放題に!
春割キャンペーン実施中!
>>詳しくは


日経クロステックからのお薦め

春割キャンペーン実施中!
日経BP総研の問い合わせフォーム

企業価値を高めたいとお悩みなら

日経BP 総合研究所がお話を承ります。ESG/SDGs対応から調査、情報開示まで、お気軽にお問い合わせください。

ブランド強化、認知度向上、エンゲージメント強化、社内啓蒙、新規事業創出…。各種の戦略・施策立案をご支援します。詳細は下のリンクから。

日経BP総研の問い合わせフォームへ行く

日経BPで働きませんか

日経BPで働きませんか

「デジタル&ソリューション」をキーワードに、多様な事業を展開しています。

日経BPは、デジタル部門や編集職、営業職・販売職でキャリア採用を実施しています。デジタル部門では、データ活用、Webシステムの開発・運用、決済システムのエンジニアを募集中。詳細は下のリンクからご覧下さい。

Webシステムの開発・運用(医療事業分野)

システム開発エンジニア(自社データを活用した事業・DX推進)

システム開発エンジニア(契約管理・課金決済システム/ECサイト)