友達レーダー,投げメールを説明したパネル
友達レーダー,投げメールを説明したパネル
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投げメールの実現。上のいる女性に向けて,下にいる男性が端末を振ってメールを投げている
投げメールの実現。上のいる女性に向けて,下にいる男性が端末を振ってメールを投げている
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 NTTドコモは,「CEATEC JAPAN 2009」(2009年10月6~10日,幕張メッセ)のブースで,位置/方位情報を用いた直感的なコミュニケーション・サービスのデモを披露している。紹介しているサービスは二つ。一つは,あらかじめ登録した友人が持つ携帯端末が取得した位置情報と方位情報から,自分の携帯端末に表示した地図上に友人の居場所を示す「友達レーダー」。もう一つは,その友達宛てにメールを作成し,端末を友人が居る方向に「振る」ことでメールを送信する「投げメール」である。

 会場では,NTTドコモが販売する台湾HTC社製の「HT-03A」をデモに用いている。同機種がGPSや地磁気センサ,加速度センサを搭載するからだ。

 このサービスは,携帯端末による直感的なコミュニケーションの実現を狙っている。例えば,友達レーダーを応用すれば,「鬼ごっこ」などのゲームに応用できる可能性がある。また,投げメールでユーザーが端末を振る際のスピードを加速度センサで検知すれば,メッセージを仮想空間に飛ばして,それを別の人が取りに行くような新たなアプリケーションが開発できるかもしれないという。