ダイアパーティション
ダイアパーティション
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樹脂フィルム積層板「ヒシメタル」の構造
樹脂フィルム積層板「ヒシメタル」の構造
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 三菱樹脂は,パーティションの表面材に光触媒機能を有する酸化チタン(TiO2)を塗布した可動間仕切「ダイアパーティション」を2009年10月から受注すると発表した。光触媒機能は,蛍光灯や太陽光に含まれる紫外線により有機物を酸化分解するもの。付着した油やニコチンなどの汚れを分解する防汚効果や,タバコやアンモニアの悪臭を分解する防臭効果,菌の増殖を防ぐ抗菌効果がある。シックハウス症候群の原因物質とされているホルムアルデヒドの分解効果もある。

 同社の光触媒コート・パーティションは,光量(紫外線量)の少ない室内でも十分に効果を発揮できるように,分解活性の向上を図った樹脂フィルム積層鋼板「ヒシメタル」を表面材に使用。室内でも蛍光灯(500~15000ルクス程度)で各種の分解性能を発揮できる。耐久性の面では,汚れの付着と洗剤での雑巾拭きを交互に1000回繰り返しても,分解性能を維持できる。さらに,「帯電防止層」を付加することで,塵やホコリが付着しにくい性能も備えている。