コンパクト型デジタル・カメラや携帯電話機など小型の携帯機器向けのデジタル・インタフェース規格「MHL(mobile high-definition link)」のワーキング・グループが発足した(ニュース・リリース)。MHLは 米Silicon Image,Inc.が開発し,普及を進めてきたもの。既に同社が対応LSIを販売している。ワーキング・グループには同社のほか,韓国Samsung Electronics社やフィンランドNokia社,ソニーや東芝が参加している。

 MHLは,わずか5端子で1080p,30フレーム/秒のHD映像の非圧縮伝送が可能で,かつUSBのように電力供給できる点を特徴とする。MHLを使えば,携帯電話機からデジタル・テレビへHD映像を非圧縮伝送しながら,携帯電話機の内蔵2次電池を充電するといった使い方ができる。


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