インターネット国内最大手のヤフーは2009年9月4日,子会社で動画配信サービスを手がけるGyaoが,フジテレビジョンと日本テレビ放送網の民放キー局2社と資本業務提携すると発表した。フジテレビと日本テレビは,それぞれGyaoの発行済み株式の7%を9月中に取得。ネット動画配信サービスでGyaoと連携する。

 フジテレビは,動画配信サービス「フジテレビ On Demand」で扱う動画コンテンツを,Gyaoの動画配信サイトに出店する形で提供する。日本テレビは,ネット広告を使った無料動画配信や,動画コンテンツの有料課金の仕組みなどでGyaoと協業する。

 ヤフーは2009年4月30日にUSENからGyao株式の51%を取得し子会社化。動画配信サービス「Yahoo!動画」などとの統合を進めている(関連記事はこちら)。民放2社による出資後のGyaoの資本構成は,ヤフーが51%,USENが35%,フジテレビと日本テレビでそれぞれ7%ずつとなる。