日本バイオエネルギー開発(JBEDC,本社東京)は,バイオ燃料の原料となるジャトロファの種子を100t,ミャンマーから輸出したと発表した。

 同社によれば,ジャトロファの種子は約30~50%の油を含み,搾油された粗油は菜種と同等の燃料性質を有する。粗精製油は,改良した農機や発電機でそのまま利用可能で,高度な精製油は,航空機用の代替ジェット燃料や自動車/船舶/発電用の代替ディーゼル燃料として使えるという。

 今後,同社は100~数百t/月の同種子をミャンマーから輸出できる体制を整え,商業ベースでのバイオ燃料供給基地を造り上げるとしている。また,2010年には第1号の搾油工場を稼働する計画ともいう。