民生用電子機器の国内出荷金額(2008年8月〜2009年7月)
民生用電子機器の国内出荷金額(2008年8月〜2009年7月)
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 電子情報技術産業協会(JEITA)は,2009年7月の民生用電子機器の国内出荷金額が前年同月比0.1%減の2643億円だったと発表した。民生用電子機器の国内出荷金額は2008年10月から前年実績を下回っているが,前年同月比の成長率は2009年3月を底に,現在は回復傾向にある。

 映像機器の出荷金額は前年同月比8.2%増の1880億円だった。薄型テレビ(10型以上の液晶テレビとプラズマ・テレビ)の出荷台数は前年同月比41.0%増の118万4000台と好調だった。一方,ビデオ・カメラの出荷台数は同9.6%減の10万5000台と2カ月連続で前年割れ。ハイビジョン対応機種も同0.8%減の8万4000台と初めて前年実績を割り込んだ。

 車載機器の出荷金額は前年同月比14.8%減の620億円だった。10カ月連続の前年割れだが,2009年3月以降,減少率は小さくなってきている。カーナビの出荷台数は前年同月比3.1%増の44万6000台で,HDD内蔵タイプに限ると同30.0%増の41万7000台となった。

 音声機器の出荷金額は前年同月比38.0%減の143億円。MDプレーヤやラジオ受信機,ラジカセなどが軒並み出荷台数を大幅に落としている。